■ サロベツ 原 野 ■

 サロベツ原野は北半球のど真ん中、北緯45°に広がる
湿地帯で、その規模は200平方Kmにもおよぶ日本最大
級の湿地帯です。
 この原野は、海岸砂丘帯の砂丘列内側に北の上サロベツ
原野と南の下サロベツ原野に区分され、その面積の70%
を占める泥炭湿地には高山植物群落が多く、特に湿地植物
の豊富な地区は「サロベツ原生花園」と呼ばれ、黄色のエ
ゾカンゾウ、白いコバイケイソウ、紫のカキツバタが満開
になると、とても美しいです。
 平成17年にラムサール条約に登録され、渡り鳥ではガン、
カモ類(コガモ、ヨシガモ、マガモ)の殆どの種類を見ることが出来、特にヒシクイやハクチ
ョウの重要な中継地となっており、最近ではタンチョウツルの生息も確認されています。
また、湿原にはノビタキ、コヨシキリ、シマアオジ、ツメナガセキレイなど草原性の野鳥も多
く種類も多い。さらに、オオワシ、オジロワシ、チュウヒなど猛禽類の姿も多く見られ、サロ
ベツ原野は野鳥の重要な繁殖地となっています。





















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